ペースメーカー利用者へのAED使用

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ペースメーカー利用者へのAED使用


通常、私達の心臓は規則的に正常なリズムで動いています。

このリズムが遅くなってしまって、正確なリズムで動いていない状態のことを不整脈といいます。
不整脈の方は、心臓を正確に動かすために人工のペースメーカーというものを胸の左上に植え込んでいる場合があります。
心臓のリズムが遅くなりすぎた場合には、ペースメーカーが作動して正確なリズムをとることが出来るのです。

この心臓に大切なペースメーカーを植え込んでいる人に、AEDを使用する場合は、ペースメーカーから3センチほど離した場所にパッドを貼らなくてはなりません。

そうは言っても、ペースメーカーが植え込んであるかどうかなんて素人では分からない気がしますよね。

ペースメーカーは5センチほどの大きさで出来た機械です。
これが植え込んである場所は不自然に膨らんでいるので、「あれ?」と思うことが出来るでしょう。
膨らんだ場所を触ってみると、硬くてコブのようになっているのだそうです。
しかし、触れば分かると言っても、実際に見たことがなければ素人が緊急事態の時に判断するのは難しいかもしれません。
もし胸の辺りに膨らみがあった場合には、仮にペースメーカーでなくても避けてパッドを貼ったほうが無難かもしれませんね。

ペースメーカーが植え込まれるのは、左胸の位置です。
AEDのパッドは胸の右上と左下に貼るのが通常の使用方法ですから、普通は指示通りに処置をすれば問題ありません。
しかし、まれにですが右胸にペースメーカーを植え込んでいる場合があるそうです。
このような場合も、念のためにペースメーカーと思われる場所からパッドを離して貼るようにしましょう。
適切な場所に貼れたら、AEDの指示通りに処置を施せば大丈夫です。

上記ロゴが掲示されている場所にはAEDが設置されています。

緊急事態にそなえて、生活圏でこのAEDのマークがある場所を覚えておきましょう。

学校やスポーツジム、図書館などのよく利用する施設は特に覚えておくことが重要です。

『どこかで見たんだけどな~』AEDに限らずよくあることですよね。

せっかく設置されていても知らなければ意味がないですものね。



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